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角膜移植
角膜は眼の表面をおおっている透明な膜です。この膜が病気やけがで濁ったり傷ついたりしますと、
光を通さず失明します。
この濁った角膜、傷ついた角膜を透明なものと取り換える手術を「角膜移植」といいます。そして亡くなられた方から、この透明な角膜を、目の不自由な方に提供することを「献眼」といいます。眼の不自由な方は善意の献眼によって、再び光を取り戻し明るい人生を送ることができます。
現在、角膜疾患のための視覚障害者は1万9千人もおり、角膜移植を心待ちにしている人は全国に平成26年3月末で約2,150人おられます。

眼球の構造

 

角膜移植が必要な病気とは?
角膜白斑 細菌、真菌、ウイルス、アメーバなどの感染によって起こった白色の角膜混濁(瘢痕)です。
水疱性角膜症 角膜内皮の障害で起こり、角膜上皮と実質に浮腫が起こり混濁します。

白内障など眼内手術の後に発症することがあります。

円錐角膜 角膜の中央部が薄くなり、円錐状に突出する病気で強い角膜乱視のために視力が低下します。軽い場合はコンタクトレンズで視力を矯正出来ますが、進行するとコンタクトレンズが装用出来なくなり、角膜移植が必要になります。
角膜変性症
角膜ジストロフィー
多くは遺伝性で、角膜に異常な物質が沈着して混濁します。