6月13日(火)下野新聞社専務取締役の黒内和男様(当アイバンク理事)の紹介で、マニー株式会社会長松谷正明様よりアイバンクに30万円の寄付をいただきました。誠にありがとうございます。
マニー株式会社様は、宇都宮清原工業団地内に本社があり、医療機器製造の会社で眼科用ナイフや針も製造しているそうです。
日本だけでなく、ベトナムにも工場があり、約3,600人の従業員がいるそうです。
アイバンクから、感謝状を贈呈させていただきました。
眼に関する機器を製造しているので、アイバンク活動にも関係が深い、角膜移植により一人でも多くの人の幸せにつながってほしいと述べた松谷様のやさしいお顔とお人柄が印象的でした。
アイバンク活動のため、大切に使わせていただきます。
14日の下野新聞に掲載されました。
5月21日(日)宇都宮八幡山公園の顕彰碑前で、平成28年度に献眼された19名の献眼者ご家族をお招きし、新緑にかこまれて厳かに慰霊祭が行われました。
ご来賓には栃木県知事(代理 栃木県保健福祉部健康増進課課長 村上幸男様)、宇都宮市長(代理 宇都宮市保健所保健予防課課長 田谷浩行様、栃木県眼科医会会長 原裕様、獨協医科大学眼科学教室教授 妹尾正様、臓器移植推進協会移植コーディネーター五反田真弓様、そしてライオンズクラブ国際協会333-B地区地区ガバナー福田幸信様、アラート・会則・献眼・献血委員長丸山昇平様、そしてスポンサーライオンズクラブの皆様約70名にご参列いただきました。
皆様ご多忙の中、ありがとうございました。献眼者の御冥福をお祈りするのはもちろんですが、黙祷と慰霊のお言葉、献花をすることで少しでもご家族皆様の悲しみが癒されますようにと願っております。
慰霊祭後の食事会では、皆さん和やかに歓談されました。献眼時お電話だけで実際にお会いしていないご家族にお会いできることは感謝です。献眼されるご家族皆さんとても良い方ばかりで、事務局としてはいつも有難いと思っております。慰霊祭後も感謝のお手紙やお電話をいただきます。ありがとうございます。
次の日の下野新聞に掲載されました。
19名の献眼者の皆様、やすらかに眠られますようお祈り申し上げます。
那須の雪崩事故で献眼してくださった髙瀬淳生さんのことで、テレビや新聞の取材が栃木県アイバンクにもたくさんありました。そしてその報道を受け献眼登録の問い合わせも多く、あらためてメディアの力の大きさを知り、髙瀬さんの献眼が多くの人に感動を与えたのだと実感しました。
先日は14歳の中学生から、また、髙瀬さんと同じ山岳部の先輩からの登録もありました。その中で、角膜移植をして眼が見えるようになった女性の方から髙瀬淳生さんのお母さんに手紙を渡してくださいとアイバンクに手紙が届きました。お二人の了承を得ておりますので、ご紹介いたします。
前略 見ず知らずの他人からの突然の手紙は失礼なことと思いながらも、4月3日の朝日新聞の記事にふれどうしてもお手紙をさしあげたいと思いました。失礼をお許し下さい。
もし、山の神様がいらっしゃるなら掴み掛りたいような衝動にかられながら、将来ある頼もしい子供達のことを悼み、ご家族のお気持ちをただただ察するばかりです。
私は、9年前に角膜移植手術を受け、角膜の提供をいただいたレシピエントです。鉗子分娩により右眼に傷を負い11年前に水疱性角膜症を発症しました。発症から移植までの2年間は磨りガラスのような視界が不便なのは勿論ですが、水ぶくれになった角膜がちょっとした刺激によってめくれることの痛みが耐え難く、蛍光灯の光でも刺さるように痛むため家の中でもサングラスをつけて過ごしていました。
移植手術は、部分麻酔で受けたのでその時のことは今でもありありと思い出します。傷ついた右眼の角膜が切りとられ、いただいた角膜がおかれた瞬間は、やさしい光がさしこんで本当に荘厳な体が温かくなるような瞬間でした。
ドナーの方とご家族のお陰で手術をして頂くことができ、ずっと下ばかり向いて過ごしてきた私が、翌年の春に桜の木を見上げた時の喜びと桜の美しさは忘れることはありません。
その時、私は温かいものに包まれたように感じました。名前も知らない・・・けれど一番近くにいてくれるぬくもりです。私が頂いたのは角膜だけではないことを実感しました。ドナーの方そしてご家族にはありがとうという言葉では言いあらわせない深い感謝の気持ちでいっぱいです。私はいただいたやさしさを大切に誰かにお裾分けできるような生き方をしていこうと思っています。
淳生さんのお母さん、どうぞ、くれぐれもお体を大切になさってください。気持ちばかりが先走りこんな手紙でごめんなさい。
角膜移植を受けた方の、受けた方しかわからない痛みや感情、そしてぬくもり。実体験が聞けて本当に感動し涙してしまいました。お手紙ありがとうございました。髙瀬さんのお母さんに確かにお渡しいたしました。やはりこのように光が受け継がれ人生も救われている方がたくさんいるのですね。
こちらも角膜移植により眼が見えるようになった上原
さんの記事です。
3月27日栃木県那須のスキー場であってはいけない事故が起きてしまいました。大変な中、犠牲になった16歳の髙瀬淳生さんが献眼をしてくださいました。人様のお役にたてばとご家族の強いお気持ちでの献眼でした。悲しみの中本当に勇気ある決断で頭が下がります。地元紙「下野新聞」に記事が掲載されましたので、引用させていただきます。
教師1名生徒7名の若い尊い命が犠牲になってしまい、本当に悲しい事故で言葉もありません・・・。県の関係者の皆様には、二度と事故が起きないよう、絶対の再発防止を講じていただきたいです。
髙瀬淳生さんの角膜は無事2人の方に移植されました。今は新しい光となって、栃木の風景を見ていることでしょう。2人の方の生きる力になっています。髙瀬淳生さんありがとうございました。心から御冥福をお祈り申し上げます。合掌